アートを学ぶと人生を切り開く力が身につく理由

はじめまして、Creative Seeds Labの松本弥加です。

Creative Seeds Labは

『自分の頭で考えて創り出す力を育てる』

をコンセプトに子供たちが人生を切り拓く力を身につけてほしいという思いから生まれました。

ではなぜアートが自分の人生を切り拓く力になるのか??

この記事では私の経験をご紹介できたらと思います!

小学校1年生で自分の人生を自分で決めている長女

現在、9歳の長女は親元を離れて全寮制のインターナショナルスクールに通っています。

私や夫が行きなさい!と強要したわけではありません。

はじめは家の近くの小学校に通っていたのですが、1年生の夏休みにいった2週間のサマースクールがとても楽しく、
カリキュラムが長女にあっていたようで、帰ってきてすぐ、

「この学校の方が私にあってるから、今の学校はやめてここで6年生まで過ごす」
「パパとママとは1週間に1回ビデオコールが出来るから大丈夫!」

と、まず夫に相談し、その日のうちに校長先生とZoom面談をセッティングしてもらい、
若干7歳にして自分で学校を選んで、巣立って行きました。

あっという間に諸々決まってしまい、私は完全に蚊帳の外でした笑

いずれは自分の好きなことを見つけて自立してほしいなと漠然とした思いはあったものの、
こんなに早く自分から見つけて旅立っていくとは思ってもいませんでした。

なりたいゴールがあって、どうしたらそこに辿り着けるかを考え、行動する。

この独立の背景にはアートの力があったと感じています。

小学1年生の子どもが自分の人生を選び取ることができた理由

私は子供たちが小さい時からものを創り出すことをさせていて、
なにかを閃いた時にすぐカタチにできるような環境をつくっていました。

小さい時には口に入れても大丈夫な小麦粉粘土や片栗粉粘土、氷絵の具。

見ているだけで綺麗なクレヨンや絵の具はすぐ使えるように、見えるところに置いていて、

はさみが使えるようになってからは自分たちだけで創った段ボールの三階建のおうちが子供たちの遊び場でした。

そして、作品ができた時には、つくって終わり!ではなく、

「どこが好き?」
「なんで好きなの??」

といった作品に対しての声かけと同時に、

思っていたようにできなかった時やうまくいかないと途中で諦めてしまいそうな時にも

「このあとはどうしたいの?」
「どうしたらよくなると思う?」

という声かけから、

「どうしたらこの状況を自分の”好き”にできる?」
「自分の好きな人生を選び取るのは自分自身だよ」

といった、「自分の人生を”好き”にするためにどうしたら良いのか?」の声かけを常にしていました。

そして「自分のほしい未来は自分で創り出すんだよ」と、ことあるごとに言ってきました。

娘はまだ9歳なので
これからどんな人生を歩むのかはまだまだわかりません。

しかし少なくとも、
自分の人生を自分で選び取ることは
7歳でできるようになりました。

主体性がないと自己肯定感も育たない

私が子供たちにアートをさせる理由は、私自身の経験から来ています。

小さい時から絵を描くことや工作が大好きで、いつも何かを作っていました。

でも、あまり自信がなく、人前で自分を表現するということが苦手でした。

幼少期を思い返すと
「強制的にさせられている」と思っていることが多かったです。

自分がどうしていきたいかより、
しなければいけないこと
してはいけないこと。

好きなアートをしてる時でさえ、
美大に入るためには上手に描かなくてはいけないと思っていました。

人の目を気にして、常に自分の人生を自分で生きてない感覚。

いつも何かに不満があり、自分が本当にしたいことが明確ではありませんでした。

アートセラピーを通じて人生の軸を見つける

転機になったのはアートセラピーを学んでいる時です。

「今」の自分の状況は、自分で選択してきたことの積み重ねなんだよ。あなたはどうしたいの?

という言葉でした。

そして、アートワークを繰り返しすることで自分でも気がついていなかったどうしたいか?がわかってきて、
それを言葉にすることで、

「私はこう生きていきたい!」

という自分の軸を見つけることができました。

今思えば、好きなアートを学んでいる時でさえ、
自分で上手になりたいというより
上手に描かないといけないと思ってしまう思考の癖が原因だったのです。

主体性を持って生きる。

当たり前に聞こえることなのだけれど、
小さい時からその訓練をしていないと
やりなさいと言われたことをこなすことが当たり前になって、
「自分はどうしたいか」がわからなくなってしまいます。

Creative Seeds Labでは正解のない答えに正解を見つける

Seeds では「上手に描くこと」を目標にしていません。

私自身もアートセラピーをはじめた時、

「美大を出たんだから下手な絵は描けない」
「上手に、キレイに描かなきゃ!」

と身構えてしまいました。

幼少期から培った思考の癖は、大人になってからなおすことは本当に大変です。

アートセラピーではセラピストの方と一緒にぐちゃぐちゃ描きからはじまりました。

そこから何が見える?
どうしていきたい??

という問いかけをしてもらって

「あ、私はこういう人生でこういう風にしていると幸せなんだな、これがやりたいんだな」

という発見につながり、
自分の「好き」「幸せ」がわかったことで、
自分の軸ができ、自己肯定感がどんどん上がっていきました。

この経験から、

小さい頃から「自分はどうしたいのか」を考えて生きていたらどんな子になるのだろう?!

と自分の子供たちに実践していったのです。

子どもたちにアートを体験させる価値

Seedsでは答えがないものに自分で答えを見つけていく練習をたくさんします。

そしてそれを表現できる力や言語化力をアートを通して身につけています。

なぜ自分がそう思うかを他人に伝えることができ、
その価値観を認められた経験があるので、
他の人の価値観を認めることもできます。

だから、周囲とも円滑にコミュニケーションすることができるようになり、
他の人からも認められるようになり、
どんどんと自信をつけることができて自己肯定力がアップ
していきます。

そうすると、実生活でも、自分で決めて、行動できるようになります。
長女の例もその一例です。

他にもSeedsに通っている子どもたちは
アートをきっかけに実生活にも影響が出ています。

失敗が怖いから絵の具を使いたくないといっていた子も、
チャレンジすることが怖くなくなり、今ではノリノリで制作しています。

見本通りに描くことが多かった子も、
「こういう作品が作りたい!」と自分から提案し、作品を創っています。

アートの力を体験してみませんか?

とはいう私も、

1年前までは日常の家事や育児に忙殺されている状態で、
自分自身が何をやりたいかを見失っていました。

子供のことが最優先で、自分のやりたいことは一番下の子が小学生になってから。
とまた自分で「やらなければいけないこと」を自分で作ってしまっていました。

小さい時からの思考の癖を変えるのは本当に大変です。

長女の独立をきっかけに、
もう一度、アートワークをして自分自身も内面を見直し、

「私はやっぱりアートの力を信じて、それを広めていきたい」

と言葉にしたら、
共感してくれるお友達が背中を押してくれて、今があります。

私は私自身の経験を通して、アートが子どもたちにとって、人生を切り拓く力になることを確信しています。

また、私自身が母親として、日常に忙殺されていた経験もあるので、
同じような気持ちを持っている方たちにもいつかアートを体験してもらいたいと思っています。

母親自身がSeedsのアートを学ぶことで、子どもたちへの声かけの言葉が変わるだけでなく、
母親自身の心を整えて、自分の思い描いた未来を手に入れる
お手伝いができればと思っています。

少しでも興味がある方は、
ぜひSeedsの体験レッスンに来てみてくださいね。

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